ニトリの会長に、とある社長がぶっこんでいたのが面白く、本を読んでみたww
Twitterで、いつも経営者や面白い発言をする人たちを、ベンチマークするためにフォローしています。
すると先日、「このツッコミは大丈夫なのかなww」という程オモロいツイートを発見したので、ご紹介します。
ちなみにツッコミを入れている柳澤安慶(二丁目ではヤナティ)さんは、株式会社ファンコミュニケーションズという、東証一部上場企業の社長さんです。
A8.netというASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)を運営している会社と言えば、分かる方が多いかも知れません。
「ニトリ 成功の5原則」の内容について、ぶっこんでいます。私も思わす本を買ってしまいました。
柳澤社長の容赦ないツッコミww
「私の名前は21画です。昔中学の先生に21画はいい名前と褒められました。実際二人しかいなくてもう一人は東大に行きました。友人に子供の名付けを頼まれた時も21画にしました。ところが後にその子がニトリで働いたら全然ダメで字画はあてにならないと思いました」似鳥昭雄
そこで気づくなよw
— 柳澤安慶(二丁目ではヤナティ) (@ankeiy) 2016年10月2日
「血液型の本にリーダーにはO型が多いと書いてありました。自分もO型だったのでこれはいけるかもと思い、中途採用の7〜8割をO型にしてみて、部下にA型をつけたら上手くいくのではと考え人選しましたが、これはまったくダメでした。科学的じゃないなと思いました」似鳥昭雄
やってみるなよw
— 柳澤安慶(二丁目ではヤナティ) (@ankeiy) 2016年10月2日
愛のある?ツッコミを入れられていますが、ニトリ会長の本を読むと、「ロマン」と「ビジョン」が大事という創業者らしい熱い思いが語られています。
「2032年までに3000の出店をする。という目標を心に焼き付けるために、車のナンバーは『品川3000』にしています。車に乗るときにいつも「あっ3000店」と思い出します。自宅のトイレの壁にも、寝室の天井にも同じ数字が貼ってあって、寝るときもいつも見てます」似鳥昭雄
子供かw
— 柳澤安慶(二丁目ではヤナティ) (@ankeiy) 2016年10月5日
ニトリが地元の家具屋さんで終わらなかったのが、このチェーン展開を早い段階から経営目標として掲げ、執着していたからだと思いました。
そうすることで、コストを削減し、安い家具やインテリアを日本人に届けたいという、使命感につながっています。
「数字の入らない会話は仕事ではなく遊びか趣味」似鳥昭雄
— 柳澤安慶(二丁目ではヤナティ) (@ankeiy) 2016年10月5日
ニトリの創業者、似鳥昭雄さんによると自分は運がいいと感じることができる人あるいは運をつかむことができる人は、1.あきらめずに努力を続けることができる、2.カッコつけずに自分をさらけ出すことができる、を持っているそうです。
— 柳澤安慶(二丁目ではヤナティ) (@ankeiy) 2016年10月6日
学生時代はまったく成績が良くなかったことや、家具店を創業したものの、接客が得意ではなく、奥さんが接客してくれたことでやっとリピーターを作れたことなど、包み隠さず本に書かれています。
それではなぜ、ニトリをここまで大きくできたのでしょうか。
似鳥会長が本の中で語る、「ロマン」に出会えたことが大きいと思います。
人生を変えたアメリカ視察
アメリカに視察旅行に行き、巨大チェーン店を見て回ったときに、アメリカの生活の豊かさに感動したそうです。
日本の家具やインテリアは値段が高い。それに対して欧米では価格が安いので、気軽に住環境を豊かにすることができる。日本の人たちの暮らしも、豊かにしたい。
その情熱を大事にして、経営を学び、チェーン展開の師を見つけて研究してきたというわけです。
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パッションを見過ごしていないか
これは私たちに重要な示唆を含んでいると思いました。
「すげー」と心から感動したことを、仕事に活かせているでしょうか。
自分が情熱を持って取り組めることを発見したら、全力でぶつかっているでしょうか。
アメリカ視察に行った同業者は他にもいたのですが、いま会社として残っているのは、ニトリの他に1社だけだそうです。
同じモノを見ているのに、「日本人にもアメリカのような生活を!」と思うか、「日本のマーケットには合わないよ」と諦めるのか、そこには計り知れない違いがあるのだと思いました。
Twitterのタイムラインから知った良書
似鳥会長の「ニトリ 成功の5原則」は、当初読む予定はありませんでした。
しかし、柳澤社長のオモロいツッコミを見て、思わず購入して一気に読んでしまいました。
ニトリの創業者、似鳥昭雄さんはとても変なおっさんであることは間違いありませんが、驚くべきことに、あるいは尊敬すべきことに、自分が関心を持ち、課題に感じたことは、自分で必ず課題解決のアクションを起こし、結論を他人に委ねず、自分自身で判断しているという人です。見習わないといけませんw
— 柳澤安慶(二丁目ではヤナティ) (@ankeiy) 2016年10月2日
このツイートを見ると、お互い友達というわけではなく、面識もなさそうですが、大丈夫でしょうかww。
まあ、本の宣伝になっているわけだし、こうして私も本を購入しているので、万事OKとしましょう。
創業時の知識や能力はあまり関係なく、自分が好きなこと、人のために役立てることを発見したら、情熱にしたがって突き進めばいいという、モチベーションが上がる良書でした。
ファンキーな七転八倒の人生を知るならこちらも。日経新聞の「私の履歴書」で読んだ時に、よくここまでぶっちゃけるな~と驚きました。