ネットリテラシーを高めるなら『永江一石のネットが面白くてナニが悪い』がおすすめ
ブログやTwitterで、時事ネタに気持ちいいほどに明快なツッコミを入れている、永江一石さんが新刊を出されたので読んでみました。
起業して成功する人の傾向や、ネットで遭遇しがちな詐欺に引っかからないためにはどうすれば良いかなど、永江さんが歯に衣着せぬ言葉で教えてくれます。
中には、スパムメール業者に喧嘩を売られた際に、痛快に撃退した一連のやり取りが出てきます。「ネタを提供してくれた」と余裕であしらっているところが流石ですw
自分が好きなことを「やっちゃいな」
起業をしたいと考える人が、自己啓発セミナーにハマることがあるという記事は、自分も気をつけなければと思いました。
一時期本屋に行くと、自己啓発本ばかり読んでいた時期があるからです。
しかし、それでは「自己啓発に詳しい人」になるだけです。
新しいアプリをリリースしたいと思うなら、プログラミングを習得したり、プログラミングが出来る人を探すのが具体的な前進になります。
プロブロガーになりたいなら、ブログをまずは100記事書いて、アクセス解析をしてさらにブログをブラッシュアップしてゆく必要があります。
成功するために知っておかなければならない、普遍の法則があると思い込み、探し始まると自己啓発セミナーの罠にかかってしまいます。
もし起業して成功できそうな前例を見つけて、完全にマネをしたとしても、それは劣化コピーでしかありません。
そんな都合の良い万能薬はなく、必要なのは、自分で具体的な試行錯誤を繰り返すことだと思います。
永江さんが指摘するように、自分が好きで得意なことを発見し、ひたすらハマって努力することが起業につながるのではないでしょうか。
起業で成功するコツは、「自分が他の人より秀でているところで勝負する」ことです。
大事なのは学歴などではなく、圧倒的な熱意と努力ということですね。「永江一石のネットが面白くてナニが悪い」より
情報商材屋の問題点
大企業でも副業を認める動きが広がっています。サラリーマンの方でも、副業で何をするかリサーチしている人が多いのではないでしょうか。
ネットで副業を調べると、せどり・転売やアフィリエイト、FXなどのやり方を教える教材や塾がいくつも出てきます。
しかし情報商材屋を分析すると、問題点が明らかになります。
それは、せどりやアフィリエイト自体で稼げるのはせいぜい10万円ほどで、それ以上の金額は、稼ぐ方法を教えることで得ているという構造が見えてきます。
若い人が「コンサル生」を今月○万円稼がせました!といって集客して、塾や教材をさらに販売しているのを目にすることがあります。
永江さんが指摘するように、ネットビジネスはマルチ商法に似ているところがあるので、注意が必要だと思います。
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一流と言われるようになるには
「永江一石のネットが面白くてナニが悪い」はネットで情報収集をする上で、知っておくべき使える知識がつまっていると思いました。
そして、起業独立したい人にとっても、変に道を踏み外すことなく、まっとうな道を進むにはどうすれば良いか示唆を与えてくれます。
その仕事が好きで誇りを感じているならば、「努力」を努力と感じない。遊んでいるのと一緒です。
大好きでハマっていることで才能があったりすると「一流」といろんな人から言われるようになるだけ。「永江一石のネットが面白くてナニが悪い」より
日々情報発信を行っている永江一石さんの本は、ネットリテラシーを高めるために、非常に役に立つと思いました。