「最速の仕事術はプログラマーが知っている」から天才の思考法をハックする
2016/10/04
高校在学中からプログラミングを始め、雑誌に連載を持っていたという清水亮さんの「最速の仕事術はプログラマーが知っている」を読みました。
26歳の時に、5億円のストックオプションの権利を、なんと放棄したというエピソードに驚いてしまいました。
人生で何かを選択する時に、「トレードオフ」の考えをもって、何かを優先して他方を捨てなければならないという章に出てきます。
しかし、自分の成長のために5億円を捨てるのは、なかなかできない決断ですよね。
テーマごとにまとめられており、読みやすい
本の中で、KISS(Keep it simple, Stupid!)というアイディアが紹介されていますが、この本の構成にも活かされています。
伝えたいトピックによってある程度コンパクトにまとめられています。
自分の環境に必要なノウハウだけを熟読して、関係なさそうな部分は速読することができます。
仕事に使えるのはやはりEvernote
私は個人的にEvernoteを使っているのですが、やはりこの本でも、最強のツールとして紹介されていました。
ふと思いついたアイディアをすぐにメモしたり、ネットのページや写真を気軽に保存しておけます。
メモツールとして使いやすいのですが、私は特に、Evernoteを日記として活用することをおすすめします。
紙の日記は使い勝手が悪く、WordやExcelに日記を書くと、見直す時にファイルを開かなければならないので、次第に使わなくなります。
何か良い物がないかと探していた時に見つけたのが、Evernoteでした。
日記(=Life Log)を気軽にサクサク残すことができて、過去の物を見直すのもスグにできます。
無料プランで十分に使えますので、PCから、スマホからすぐに使ってみてください。
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クリエイティビティは移動距離に比例する
プログラマーというと、どうしてもインドア派のイメージがありますが、「できるだけ移動しろ」というのはなるほどと思いました。
電車を使わずに歩いていつもと違う刺激を受けたり、海外のイベントに参加していろいろな刺激を受けるというのは想定できる範囲内です。
しかし、「新宿ゴールデン街に行け」という意見があったのは意外で面白いと思いました。
インターネットには重要な情報は転がっておらず、酒場のママと仲良くなり人脈を作ることで、価値のある情報を集めることもできるということでした。
アイディアは移動距離に比例するというのは、高城剛さんや堀江貴文さんも同じようなことを言っています。
一見ディスプレイの前に張り付いていそうな天才プログラマーの清水亮さんも主張しているからには、外に活動的になって出ることは必須といえるでしょう。
必ず活用できるアイディアを見つけられる
最速で仕事をこなすための仕事術から、組織論まで様々なテーマが分かりやすくまとまっています。
プログラムはこれからの世代の必須科目とも言われています。
感度の高いビジネスマンの中には、英語を習得するように、プログラムの勉強を始めている人もいます。
まずは、できるプログラマーの考え方から身につけてみようという人にはピッタリの本ではないでしょうか。